仕事が終わらずに、もう12時を過ぎようとしている。
都会のビルの中で、迷子になりそうだ。
靴の音が響き、いっそう孤独な気分になる。
夜食を買いにビルを出て、コンビニに向かう。
こんな時間はあまり人もいなくて、買いやすい。
レジでお金を払い、外へ出ようとした瞬間。
扉が開き、白いコートの女性が急ぎ足で駆け込んできた。
お互いびっくり!
まさかこの時間に、ずっと前に別れた彼女と会うなんて。
ちょっと戸惑い、やがて素敵な笑顔で彼女は笑った。
左手に指輪がきらりと光るのが見えた。
それは何年か前の12月24日のできごと…
一人の孤独なはずの夜が、キミのおかげで
ちょっと切ない夜に変わった。